最近になって人気が出てきた「ビタミンC誘導体」を配合した化粧品ですが、朝の使用は問題ないのでしょうか?
- ビタミンC誘導体は朝のスキンケアに使用してもいいの?
- ビタミンC誘導体を使ったあとは日焼けしやすいって本当?
実際のところはどうなのか、ビタミンC誘導体の疑問点についてお伝えしていきます。
ビタミンC誘導体は朝の使用も問題ありません
結論から先にお伝えすると、「ビタミンC誘導体」を配合した化粧品は日中に使用しても問題ありません。
当然、夜に限らず、朝のスキンケアにも安心して使用できるということですね。
ちなみに日中使用しない方がいいとされているのは「ビタミンC(ピュアビタミン)」です。
その理由は、ビタミンCに含まれる「ソラレン」という物質が紫外線の吸収を高めてしまう作用を持っているから。ビタミンC配合の化粧品を肌に塗った状態で紫外線を浴びてしまうと、シミが濃くなったり、シワが増えたりする原因になってしまうんですね。
また、ビタミンCはとても酸化しやすい成分なので、肌にのせたまま紫外線を浴びると、肌が酸化してシミができやすくなるとも考えられています。
これに対しビタミンC誘導体は、肌に浸透してからビタミンCに変化するという性質を持っています。さらに、ビタミンC誘導体が酸化に強い成分である点も、日中使用してもよいとされる理由です。
- ビタミンC誘導体は日中に使用してもOK
- ビタミンC(ピュアビタミンC)は日中の使用を控えた方がよい
ちなみに、ビタミンC(ピュアビタミンC)配合の化粧品には、「夜のみご使用可能」「日中ご使用の際は紫外線対策を行なってください」など、使用上の注意が記載されています。
ビタミンC誘導体を配合した化粧品にこのような記載がないことからも、朝の使用も問題ないということがお分かりいただけると思います。
ビタミンCを含む食べ物はなるべく夜に摂取する
美肌には欠かせない「ビタミンC」、美容のために食べ物から積極的に摂取している人も多いのではないでしょうか。
食べ物からビタミンCを摂取した場合も、やはり「ソラレン」の影響で紫外線の吸収率を高めてしまいます。
朝ビタミンCを多く含むフルーツや野菜を食べると、シミができやすくなったり、シワが深くなったりと、肌の老化を促すことになりかねません。
ビタミンCを含む食べ物は、できるだけ夜に摂取するようにしましょう。
ソラレンを多く含むフルーツ
- レモン
- オレンジ
- グレープフルーツ
- キウイ
- アセロラ
- いちじく
ソラレンを多く含む野菜
- きゅうり
- セロリ
- 春菊
- 三つ葉
- パセリ
ソラレンは摂取してから2時間ほどで全身に行き届きます。朝食にサラダやグリーンスムージーなどを取り入れている人は、できるだけソラレンを多く含む食べ物を避けた方が安心です。
もし朝食べてしまった場合は、紫外線対策をしたり、紫外線を浴びないように心掛けましょう。
まとめ
ビタミンC誘導体を配合した化粧品は、朝晩のスキンケアも安心して使用できます。反対にビタミンC(ピュアビタミンC)の場合は、スキンケア、食事でも避けた方が無難です。
スキンケアを選ぶときは「ビタミンC誘導体」なのか「ビタミンC(ピュアビタミンC)」なのか、配合成分をよく確認するようにしましょう。
2種類のビタミンC誘導体を配合した「薬用シミトリー」を実際に使用した感想も紹介していますので参考にしてください。